トピックス展「ハマツメクサの分布拡大」

近年、市街地の道路沿いや鉄道の駅周辺で海岸植物であるはずのハマツメクサが頻繁に見られるようになってきました。過去の標本調査及び、2013年からのアンケート調査により、近畿地方におけるハマツメクサの分布実態の把握を行いました。1980年以前には、旧東海道や、伊勢街道、琵琶湖周辺に分布が限られていたが、80年代以降の輸送量の増加によって、都市部の道路や鉄道を中心に内陸へと分布を拡大していることが明らかとなりました。日本在来の雑草の分布拡大に人間活動がかかわっていたことが明らかとなった数少ない例と言え、この展示を通じて道端の雑草の意外な生存戦略について興味を持っていただきたい。



展示概要
◆ 期 間 : 2014年10月4日(土)~ 2015年1月4日(日) 終了しました
◆ 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館  3階トピックス展示コーナー
◆ 展示物 : 標本2点、A1サイズのパネル2点
◆ 主 催 : 兵庫県立人と自然の博物館 

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               図1              図2              図3



     図1:1941年から1980年までの分布(標本による)        
     図2:1981年から2013年までの分布(標本による)
     図3:2013年から2014年の分布(アンケート調査)
     ○:ツメクサ、:ハマツメクサ 

 

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  左:ハマツメクサ、右:ツメクサ
  (上段:全体写真、下段:種子)



担当:自然・環境再生研究部 藤井俊夫 主任研究員

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