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臨時展示 「下部白亜系篠山層群から発見された卵化石」

   丹波竜発掘現場脇(丹波市山南町上滝地内)において、獣脚類恐竜もしくは鳥類と考えられる非常に小型の卵化石等が、密集した状態で複数発見されました。
   これらの化石の発見は国内では他に例がなく、世界的にも極めて稀であり、恐竜類・鳥類の繁殖行動の進化を解明する上で貴重なものであるといえます。
   これを記念して、化石の実物を展示しパネル等で説明します。

1 産出化石
 ・  同一の巣由来と考えられる複数の卵及び卵殻化石
 ・  竜脚類の歯化石(1点)

<特筆すべき点>

 ・ 卵化石は非常に小さく、小型の獣脚類恐竜もしくは鳥類の卵である可能性が高い。
 ・ 恐竜もしくは鳥類の卵化石が密集した状態で発見されるのは国内初である。
 ・ 世界的にも白亜紀前期(約1億1000万年前)の小型獣脚類恐竜や鳥類の卵化石は稀であり、
     今後の研究によって新しい学名が付けられる可能性もある。
 ・ 現在多くの標本が地層中に埋蔵していることが確認されており、今後の調査によって世界的に
     類のない化石標本が産出する可能性が高い。

2 展示概要
◆ 期 間: 2016年2月6日(土)~ 2月28日(日)終了しました。
◆ 場 所: 兵庫県立人と自然の博物館
                 3階 丹波の恐竜化石展示コーナー
◆ 展示物: 実物標本ブロック3点、パネル等


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関連HP:丹波竜化石発見地周辺における化石試掘調査の実施結果

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