企画展「共存する小さな渡来者たち~シロツメクサもダンゴムシも海外からやってきた~」
※画像をクリックすると、ポスター(PDFファイル1.1MB)がダウンロードできます。
1 趣旨
いわゆる「外来生物」に限らず、海外から生物が渡来することは珍しいことではありません。本企画展では、人類の渡来以後に海外から日本列島にやってきて定着した生物を「渡来者」と呼び、そのうち兵庫県で比較的身近に見られる植物や虫たちを、その来歴とともに紹介します。
2 展示概要
(1) 期 間 : 令和6年3月20日(水・祝)~令和6年5月26日(日)
(2) 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 2階企画展示室
(3) 展示物 : 写真パネル・標本・模型
「おはな ぷかぷか」作品集
花を水に浮かべる遊び「おはなぷかぷか」を、幼稚園・保育園・こども園等で実施し、約1,700人の園児らが210作品をつくりました。作品には種類が判明したものだけで215種の植物が含まれ、半数強(109種)が栽培植物(園芸品種や植栽)で、自生する106種のうち72種が渡来者、在来種は34種でした。渡来者たちは身近な環境に共存しています。
兵庫県で見られる渡来者たち
植物14種、昆虫や小動物14種を取り上げ、標本・模型・写真パネルで、特徴や来歴を紹介。
(例):シロツメクサ(江戸時代後期にオランダから渡来)、セイタカアワダチソウ(明治時代に北米から渡来。「ぜんそく」の原因として誤解されている)、オカダンゴムシ(明治時代にヨーロッパから渡来。子どもたちに愛される小動物)、モンシロチョウ(古代に中国大陸から渡来。ダイコン等の伝来とともに)。
3 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 八木 剛・小舘 誓治・鈴木 武
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