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人と自然の博物館、最近の5年間

〜人と自然の博物館の最近の5年間の歩みを写真を中心に振り返ってみました〜



国際学術交流

人と自然の博物館では国際交流事業を積極的に進めています。
マレーシア国立サバ大学との間で1997年に結ばれた学術交流協定は2002年7月に更新され、
人と自然の博物館で調印式が行われました。
この協定に基づき合同学術調査やボルネオジャングル体験スクールが行われています。
また2000年に開催された淡路花博で好評を博したラフレシアなどの資料収集も
サバ大学の協力を得て実現したものです。

協定書に調印し握手を交わす河合館長(中央左)と
サバ大学学長オスマン博士(中央右)



ボルネオジャングル体験スクール

ボルネオジャングル体験スクールはマレーシアのサバ州(ボルネオ島)ダナンバレー自然保護区において、
サバ大学の協力を得て1998年から毎年実施されています。
この体験スクールには兵庫県下の少学5年生から高校3年生まで毎年26名が参加し、
熱帯雨林の多様な動植物について体験学習を行うほか、マレーシアの中高生との交流も行われています。


           
河合館長の説明を聞く参加者(2000年)   第5回ボルネオジャングル体験スクール
の参加者(2002年)
  



貴重な遺伝資源の保護

当館では兵庫県下の自然環境や生物多様性の保全を目的として
絶滅危惧植物の現状を調査し、その保護と保存を進め、
さらには自然環境の復元や野生種の野外での回復を行っています。


          
マヤラン
県下のダム建設予定地で
発見された希少な植物です。
博物館では培養瓶の中で発芽させ、
野外に戻す試みを行っています。
カザグルマ
道路工事のため自生地を失った
カザグルマを博物館に緊急避難させ、
その後自生地の近くに植戻しました。



ひとはくフェスティバル

1996年に多くの県民に博物館を身近に感じてもらうためにはじめられたミュージアムフェスティバルは、
2001ねんよりひとはくフェスティバルと改められ、多くの参加者を集めています。


       
ペットボトルを使った
工作教室(館内)
収納庫探検ツアー
多くの人でにぎわう
ひとはくモール
(深田公園)



NPO法人・人と自然の会との連携

NPO法人・人と自然の会は、ボランティアグループ「人と自然の会」を母体として1999年10月に発足しました。
人と自然の博物館は「人と自然の会」と協力協定を結び、館の内外でさまざまな事業を協力しながら進めています。

ボランティアデー
「植物はともだち(1999年6月)」より



博物館改革への取り組み

さまざまな時代の変化や社会の流れに対応した博物館への変革を図るため、
2001年3月には「博物館の新展開」が策定されました。
同年4月より、「新展開」に沿った組織改革が行われるとともに、今年度から始まった
キャラバン事業など、各種取り組みが積極的に行われています。

キャラバン事業の展示
(2002年9月、丹波の森公苑)



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Copyright(C) 1999, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo
Revised 2002/12/28