5月17日、具体的な作業が始まりました。おもに海水に浸かった標本の塩抜きや泥を洗い落とす作業をおこないます。

初めに標本を袋から出し、水につけてごみなどを落とします。ラベルをなくさないよう十分注意します。

その後、新しい水にしばらく浸したあと、台紙ごと水から出して乾かします。

shionuki1.jpg  shionuki2.jpg  shionuki3.jpg

 

そのまま新聞にはさむと新聞紙に標本がくっついてしまうので、館員から寄せられた古シーツや古ワイシャツなどを、新聞の大きさに切り取って標本を挟みます。

そして、重石をして軽く水気を切った後、標本を乾燥機に入れて乾かします。

shionuki4.jpg  shionuki5.jpg  shionuki6.jpg

こうした地道な作業をへて、また立派な標本としてよみがえる日を待ちます。


→「津波被害にあった標本を救おう4」へ続く。

Copyright © 1995-2014, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.