ひとはくでは7月17日(土)から12月26日(日)まで、
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催します。

瀬戸内海側と日本海側の2つの海をテーマにして、その違いとその結果としての生物多様性や風土の多様性を紹介するこの企画。

瀬戸内海と日本海で代表的な「漁」もご紹介します。

まずは瀬戸内海ということで、イカナゴ漁のVTR取材に行ってまいりました。

イカナゴは今が旬。スーパーなどでも、イカナゴのくぎ煮が売られているのを見かけます。おいしいイカナゴは、どんな風に獲られているのでしょうか?

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夜明け前、明かりを灯したイカナゴ漁船が、いっせいに出港します。

早朝の海はとっても冷えます。取材は、寒さと船酔いの闘いです・・・

魚群を追ってしばらくすると、だんだんと空が明るくなってきました。

 

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イカナゴ漁では、2隻の船で網を曳き、別の船が網の最後部にある袋網を取り上げてイカナゴを港へ運びます。上の写真は、網を曳いている2隻です。船の後部から網のロープが出ています。ちなみに、私たち取材班が乗せていただいたのは、運搬船の方です。

 

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袋網の取り上げは力のいる作業。3人の漁師さんはとにかく仕事が早いです。

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袋の中には、大量のイカナゴが。

イカナゴは容器に入れられ、氷と混ぜられ、早々に港へ運ばれます。

 

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漁を終えた船の周りには、カモメの仲間が大量に集まります。

 

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 獲れたてぴちぴちのイカナゴは、港で早速せりにかけられます。

 

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 くぎ煮の工場も見学させていただきました。しょうゆのおいしそうな香りが漂っていました。これが私たちの食卓に届くわけですね。

詳しくは、7月17日からの展示特別企画にてご紹介します。

ぜひ足をお運びください。

※この度の取材でご協力いただきました淡路町漁業協同組合と(有)浜口商店の皆様に、厚くお礼申し上げます。

(自然環境・マネジメント研究部 上田萌子)

 

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