NPO法人 人と自然の会の『かわせみの会』が誕生して1年が過ぎました。私たちは有馬富士公園を定点観察コースとして、毎月1回第3木曜日に公園内で野鳥観察をしています。

昨年の1月に14名で産声を上げ誕生したかわせみの会も昨年のドリームスタジオ体験セミナーで新たに人と自然の会の会員となった新人の入会も含めて20名のサークルになりました。

この1年の活動を振り返ってみると、定点観察で野鳥の名前を覚えるだけの活動でした。これからは会員一人一人が野鳥の特徴と生態を学習し、野鳥の知識を深めていかなければと思います。

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                (アメリカヒドリ)

 

今年1年間観察した野鳥の中で、感動した野鳥と特徴のある野鳥を観察会順に挙げてみたいと思います。3月には海ガモであるスズガモが1羽観察できました。4月にはアトリ科のシメが観察できました。5月には林の中のオオルリの美しい鳴き声に皆感動しました。6月は夏鳥の季節ですが、公園内で外来生物のソウシチョウを初観察しました。六甲山を越え、ついに三田市までやって来たようです。あこがれのサンコウチョウは公園内では鳴き声しか聞くことができず、姿を求めて午後には三田市の山中へ行きました。するといるいる、サンコウチョウの集団です。なんでオスの尾羽はあんなに長いんだろうと言いながらみんな大興奮です。オオルリ・キビタキ・ヤブサメの鳴き声も聞けました。今回は野鳥の声をしっかりと聞くことの大切さを学びました。

hitotosizenn1-2.jpgのサムネール画像

        (イカルチドリ)

9月の観察会では福島大池の水が抜かれ砂場が出来ていたのでコチドリに会えました。10月にやっとオオタカが近くで観察できました。また大池の砂場にはアオアシシギとイカルチドリがいました。11月にはミサゴとハイタカにほんのチョッピリ会えました。ミサゴは猛禽類ですが魚を主食にしています。12月にはアオゲラが観察会の1番目に観察できました。頭の赤色が見事でした。新年1月の観察会ではミヤマホオジロが目の前で餌をついばんでくれてゆっくり充分に観察できました。

 

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        (ミヤマホオジロ)

 

来年度のドリームスタジオの実施と共生のひろばへの参加を目指して頑張っていきたいと思います。

 

     能勢 公紀(NPO法人 人と自然の会 かわせみの会)  

 

 

 

 

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