10月1日(水)、朝の雨空がうそのような秋晴れの下、キリンビアパーク内のビオトープで三田祥雲館高校2年生の生徒さん9名と一般受講の方2名が、絶滅危惧種に登録されている淡水魚「カワバタモロコ」のマーキング実習を行いました。


<写真>捕まえたカワバタモロコ

田中哲夫主任研究員と佐藤裕司主任研究員が、魚の見分け方から尾ビレの一部をハサミで切るマーキングと生息数調査の方法について丁寧にレクチャーし、仕掛けておいたワナを上げました。


<写真>マーキングの指導をする田中主任研究員

学校からキリンビール工場に向かう車の中ではテンションの低かった高校生たち(実は全員が文系)が、500匹のカワバタモロコを前にすると、夢中になってマーキングを始めました。中には、生きた魚に触れるのは初めてという男子高校生も。

麻酔から覚めて元気になったカワバタモロコを放流する頃には、来週の再捕獲調査が楽しみなりました。

(春名 潤一  生涯学習課)

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