梅雨が明けると、いよいよシーズンです。
 「日本でいちばん美しい赤とんぼ」をキャッチコピーに、ミヤマアカネを追いかけて6年目に
なりますが、わからないことがまだまだいっぱい。小学生やお母さんお父さんといっしょに、
調べることを楽しんでいます。主体は、ひとはく連携活動グループ「あかねちゃんクラブ」。
代表は、元ひとはくミュージアムティーチャーで関西学院大学非常勤講師の足立 勲先生です。
 「あかねちゃんクラブ」では、昨年、翅(はね)に番号をつけてミヤマアカネの動きを調べる「マ
ーキング調査」をしました。その結果、2ヶ月以上生きて> いることがわかったり、仁川から池
田まで飛んで行った個体もあり、大いに盛り上がりました。
 今年の課題は、羽化地点の特定=あかねちゃんはどこで生まれるのかな?ということ。その
ために、一度は羽化の現場を見てみよう。ということで、8月上旬に、夕方から翌朝まで、ビー
ル片手に(?)蚊に食われながら、川で羽化を観察することになっています。どうなるのやら・・・

 今年もマーキングをしますよ〜。はねに番号のついたミヤマアカネをみつけたら、博物館の
八木までお知らせ下さいね。

<関連資料>
すべてこちら(http://hitohaku.jp/publications/book.html)からダウンロードできます。
「みやまあかねとすてきななかまたち」 ミヤマアカネを素材とした学習の手引き
「プチ図鑑 兵庫の赤とんぼ」 兵庫県にいる赤とんぼの見分けかた
「熱く燃えた!ミヤマアカネマーキング調査(共生のひろば 第2号:pp.62-66)」
 マーキング調査の楽しさ

以上、八木 剛@自然・環境評価研究部でした。

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写真1.「あかねちゃん」のイメキャラ

写真2.羽化直後のミヤマアカネ
 羽化は朝までに終える。ミヤマアカネの特徴ははねの茶色い帯。

写真3.マーキングされたミヤマアカネ
 秋になるとオスは赤く色づき、美しい。

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