7月2日の土曜日に、美方郡新温泉町の居組県民サンビーチにおいて、ひとはくセミナー「夜の渚でスナガニの観察」を開催しました。昨年度豊岡市の気比の浜で開催して以降、今回が2回目のセミナーでした。セミナーでは、身近な砂浜海岸の生きものを紹介した後、日が暮れてから砂浜に出かけて、波打ち際付近を走り回るスナガニをじっくりと観察しました。海の家に戻った後、捕まえたスナガニのオス・メスや甲らの幅の計測なども行いました。スナガニがたくさん暮らす、自然豊かな砂浜海岸の大切さが少しでも伝わっていればと思います。

近年、波浪環境の厳しい日本海側の砂浜海岸では、波の作用によって陸地が削り取られる海岸侵食が深刻化し、適切な管理が行われていない海岸部では、砂浜への車の乗り入れやゴミの散乱等が生態系に与える影響が懸念されています。スナガニの仲間は砂浜海岸の人的利用の影響を評価する指標生物としても知られ(昨年出版された研究報告も参照ください:
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_003.pdf)、兵庫県の日本海側では新温泉町の居組県民サンビーチと豊岡市の気比の浜で多くのスナガニを観察することができます。自然豊かな砂浜海岸とそこに暮らすスナガニたちをぜひ観察しに行っていただけたらと思います。

(和田 年史(わだ としふみ)/生態研究グループ)

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